世界的な新型コロナウイルス感染拡大の影響により、当初計画していた事業の大半が中止または延期を余儀なくされました。

 このような状況下でも親水事業では、開催可能なオンライン型マリンイベントと、参加人数を絞り規模を縮小したリアルイベントを一部開催しました。

神奈川県横須賀市立浦賀ボートパークでは、SDGsへの取り組みの一環として、企業と協働してシービン(海洋浮遊ごみ自動回収機)を設置。海洋マイクロプラスチックなどを回収し、武蔵野大学で回収物の分析・調査を行い、地元小学校の回収物の調査や、同大学とのオンライン授業「海洋ゴミの基本講座」に活用されました。

 また新たに次世代のマリン人材教育にも取り組み、海洋高校生を対象にしたマリンスポーツ教育実習を行い、奨学金制度のプロジェクトチームを発足し、調査を実施しました。

 安全啓発事業では、ライフジャケットレンタルステーション7か所が開設されましたが、8月初旬の緊急事態宣言発令により、以降の活動が中止に。IBWSSはオンラインで開催。JBWSSもオンラインとなり、ライフジャケット着用をテーマとしたイベントを開催し、記録動画をYouTubeにて配信しました。

 その他、TOKYO 2020セーリング競技で水上オートバイによる警戒業務を実施。水上オートバイの危険操縦や死亡事故が問題になった兵庫県および明石市の対策会議に参画し、地域の実態把握と対策の検討に努めました。

また、現マリスクラブやレンタルステーションなどの約30団体に対し、新たな仕組みとして設置するMarisサポーターに関する要綱を設定しました。

 施設管理・運営事業では、政府による緊急事態宣言を受け、引き続き各管理施設の感染防止対策を徹底しました。

なお、各事業の活動や世界の水辺に関するニュースなどをホームページやSNSでの発信を続けた結果、フォロワー数や登録数の増加に繋がりました。

 以上のように、本年度、当財団では感染状況に応じた適切な対策を打ち出すことでコロナ禍を乗り切り、事業計画に基づいた事業を遂行することができました。

トピック

・神奈川県横須賀市にある港湾緑地公園の2公園(うみかぜ公園・海辺つり公園)を受託することができました。

国内外の主な出来事

・東京五輪 最多58メダル

・コロナワクチン接種

・新型コロナ、世界の死者500万人超

主な事業

・神奈川県横須賀市立浦賀ボートパークで、SDGsへの取り組みの一環として、企業と協働してシービン(海洋浮遊ご み自動回収機)を設置しました。

 実施期日  1月22日(金)

 実施場所  オンライン

・横須賀市港湾緑地公園の2公園(うみかぜ公園・海辺つり公園)でイベントを実施

・神奈川県立海洋科学高等学校のマリンスポーツ実習を行いました。